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熊野古道・中辺路の王道コース!発心門王子〜熊野本宮大社の歩き方を体験レポ付きでご紹介

熊野古道を歩いてみたい初心者におすすめな「発心門王子」スタートの道をご紹介します。

神域の入り口となる「発心門王子」から熊野本宮大社まで歩く中辺路の王道コース!

歩行距離7.5kmで所要時間は2.5時間です。

▼熊野古道特集はこちら!

発心門王子〜熊野本宮大社のコース案内

発心門王子から熊野本宮大社は熊野古道の王道「中辺路」の一部を歩くコースです。

ほぼフラット、もしくは下り道を2時間程度で歩けるので、初心者にもってこい。

スタート地点「発心門王子」へのアクセス

今回のスタート地点「発心門王子」へ徒歩以外で行く方法は主に2つ。

1つは紀伊田辺駅から走るバス「熊野本宮線」を利用すること。終点が「発心門王子」で、途中に紀伊新庄駅や川湯温泉などにも停車します。

もう1つは周辺の宿泊施設に前泊し、ホテルの送迎サービスを利用すること。わたしは川湯温泉の「山水館 川湯みどりや」に宿泊し、無料送迎バスに乗って発心門王子へ辿り着きました。

発心門王子からスタート!

本宮を目指す初心者コースのスタートはココ!

発心門王子にはかつて大きな鳥居があり、くぐると仏門に帰依する気持ちが芽生えることから「発心門」の名がつけられました。

発心門王子のすぐ近くには「発心門休憩所」とトイレがあります。ここからスタートした方には必要ないかもしれませんが、念のために立ち寄っても良いかもしれません。

歯痛の地蔵さん。如意輪観音でしょうか。

比較的フラットな道を進むと、民家もある車道に出てきました。休憩できる「伏拝茶屋」まではもう少しです。

伏拝茶屋でホッとひと休憩

発心門王子から1時間(7km)ほど歩くと、伏拝茶屋に到着。

日本最古の温泉「湯の峰温泉」を汲んできた「温泉コーヒー」や、名物のめはり寿司などをいただくことができますよ。

アイスコーヒーと自家製のしそジュースをいただきました。

トイレもあるのでこちらでもしっかり立ち寄っておきましょう。

こちらでお土産も購入可能です。

ちなみに茶屋から続く階段を少し登ると「伏拝王子跡」があります。

熊野古道歩き後半戦スタート!三軒茶屋跡も

休憩が済んだら後半戦スタート!

伏拝茶屋を過ぎるとまもなく「三軒茶屋跡」が見えてきます。

ここは高野山へ向かう「小辺路」との分岐点だったために3軒の茶屋が並んでおり、「中辺路銀座」と呼ばれるほどの賑わいを見せていたそう。

石畳の道が続く|ちょっとよりみち 大斎原展望台へ

古道らしい石畳の道を歩き続けると、「ちょっとよりみち 大斎原展望台」への分岐点がありました。発心門王子側からはほとんど下り道なので特に大変な感じはありません。逆に熊野本宮大社側からは20分ほどの登り道となります。

せっかくなので立ち寄ってみました。

大斎原展望台へ辿り着きました。

今まで森の中を歩いてきましたが、木々が開けて熊野川の大斎原が垣間見られます。

大斎原の大鳥居もちらっと!

熊野本宮大社の前に祓殿王子跡へ

展望台を抜けてさらに下り続けると、いよいよ熊野本宮大社に近づいてきます。

その直前に見えてくるスポットが「祓殿(はらいど)王子跡」。

熊野本宮参詣前に心身に積もった汚れを清め祓います。

熊野本宮大社でゴール!

発心門王子スタートから約2.5時間、ついにゴールの熊野本宮大社へ!

熊野本宮大社は熊野那智大社、熊野速玉大社とともに「熊野三山」に数えられている古社です。御祭神は家津美御子大神(スサノオノミコト)。

御朱印もいただきました。

熊野本宮大社の駐車場は無料です。

周辺にはお食事処やお土産屋さんなどが立ち並んでいるので、いろいろ見てから帰るのもおすすめ。

体力に自信のない方でも歩きやすい「発心門王子〜熊野本宮大社」コースをご紹介しました。

▼熊野古道のノミチ記事はこちら!

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