春の足音が近づく3月、高岡古城公園の梅が見ごろを迎えるころに訪れました。ここは加賀前田家の二代目・前田利長が築いた「高岡城」。
現在は「日本100名城」にも選ばれており、城跡は公園として市民に親しまれています。
今回は、梅の香り漂う高岡城を歩きながら、人気の御城印や見どころをご紹介します!
高岡城とは?加賀前田家の居城として栄えた城

高岡城(たかおかじょう)は、加賀藩二代藩主・前田利長によって1609年に築かれた平城です。戦のためというよりも、政治と文化の拠点として整備された城で、周囲を水堀に囲まれた美しい構造が特徴。
利長公が亡くなった後、幕府の命により城は廃城となりましたが、堀や土塁の跡が良好に残り、現在は「高岡古城公園」として整備されています。
この保存状態の良さが評価され、2006年には「日本100名城」に選定。城郭ファンにとっても見逃せない名城です。
高岡古城公園を歩く|梅と水堀が彩る春の城跡

私が訪れたのは3月上旬。公園内の梅林がちょうど見ごろで、白梅や紅梅がほころび、堀の水面に春の色を映していました。園内には約50本の梅が植えられており、穏やかな日差しの中を散策すると、当時の武士たちの息づかいが感じられるようです。
また、高岡古城公園は四季折々の花が楽しめるのも魅力。桜の名所としても知られ、春から初夏にかけては訪れるたびに違った表情を見せてくれます。
御城印の頒布場所

高岡城の御城印は、「高岡古城公園 三の丸茶屋」で購入できます(1枚300円)。
デザインは前田家の家紋「梅鉢紋」があしらわれており、まさに梅の季節にぴったり。訪問した日の印象と重なって、特別な一枚になりました。
博物館は公園内にあり、入館無料。城の歴史や前田利長公の足跡も学べるので、御城印巡りとあわせて立ち寄るのがおすすめです。
日本100名城スタンプも忘れずに!
御城印と並んで人気なのが「日本100名城スタンプ」。
こちらも高岡市立博物館で押印できます。高岡城は「日本100名城・No.37」。スタンプ帳を持参している方は、ぜひ忘れずに押していきましょう。スタンプの隣に御城印を添えて記念撮影すれば、旅の思い出がより一層鮮やかになります。
高岡城へのアクセス
- 所在地:富山県高岡市古城1-9(高岡古城公園)
- アクセス:
・JR高岡駅から徒歩約15分
・万葉線「坂下町」電停から徒歩約7分 - 駐車場:公園周辺に無料駐車場あり(約400台)
まとめ|春の風とともに、前田家の歴史を感じて
梅が咲く春の高岡城は、静かながらも風情たっぷり。御城印やスタンプを集めながら歩けば、城の歴史や前田家の物語が自然と心に染みてきます。
日本100名城のひとつとして訪れる価値は十分。ぜひ次の春旅の候補に、高岡城を加えてみてください。
▼城跡のノミチ記事はこちら!