今回は秋田県にある乳頭温泉郷の中でも特に人気のある「鶴の湯」についてご紹介します。
日本秘湯を守る会に所属する「秘湯」であり、温泉好きの皆さん、歴史や自然が豊かな温泉地でリフレッシュしたい方にぴったりの宿泊スポットです。
実際に宿泊した私の体験を元に、魅力を余すところなくお伝えします!
▼鶴の湯が好きならここも好きかも!
乳頭温泉郷「鶴の湯」へのアクセスと基本情報
鶴の湯は、秋田県の山間部に位置し、車でのアクセスが便利です。以下のルートを参考にしてください。
東北自動車道を利用する場合:
- 盛岡ICまたは田沢湖ICで下車。
- 盛岡ICからは国道46号線を利用し、約1時間で乳頭温泉郷へ到着。
- 田沢湖ICからは、国道341号線を経由し、約40分で鶴の湯に到着します。
冬季は雪道が多くなるため、スタッドレスタイヤやチェーンなどの準備が必要です。カーナビに「鶴の湯温泉」と入力すると、スムーズにアクセスできます。
公共交通機関を利用する場合
公共交通機関を利用する場合は、以下の方法でアクセスできます。
- JR秋田新幹線で田沢湖駅まで向かいます。東京駅からは約3時間で到着します。
- 田沢湖駅から、乳頭温泉郷行きのバスに乗り換えます。バスの運行は1日数本なので、事前に時刻表を確認しておくことをお勧めします。
- バスで約50分で「乳頭温泉鶴の湯前」バス停に到着し、そこから徒歩で宿まで数分です。
周辺の駐車場
鶴の湯には専用駐車場が用意されており、宿泊者は無料で利用できます。駐車場は広めなので、大きな荷物を持っていても安心です。駐車場から宿までは徒歩数分で到着するため、荷物を運ぶのもそれほど苦になりません。
雪道をなんとか上りきり「鶴の湯」へ
乳頭温泉郷は、秋田県の山中に位置し、豊かな自然に囲まれた温泉地です。温泉の泉質は含硫黄・ナトリウム・カルシウム塩化物・炭酸水素泉、他3種で、肌に優しく、疲れた体を癒してくれます。
冬はご覧の通り深い雪に覆われるため、車を持っている方でも用心して訪れる必要があります。
わたしは四駆のレンタカーで向かいましたが、何度もスリップして怖い目に遭いました。普段長野県の雪道に慣れているわたしでも怖かったので、慣れていない方は大人しくバスを使いましょう。
「鶴の湯」のお部屋(2号館)
今回はリーズナブルな2号館に2泊させていただきました。
鶴の湯の外観は、伝統的な和風の建物で、周囲の自然と調和した美しい景観が特徴です。
宿の周りは山に囲まれ、特に秋の紅葉シーズンには息をのむ美しさを楽しむことができます。
雪の中の乳頭温泉は幻想的な雰囲気です。
乳頭温泉「鶴の湯」の温泉は4種類の異なる泉質!
乳頭温泉「鶴の湯」は、白湯、黒湯、中の湯、滝の湯と呼ばれる4種類の源泉があります。
中でも上の写真は白湯を源泉とする混浴露天風呂で、「鶴の湯」の目玉とも言える湯船です。
男女の脱衣所も分かれており、女性は入浴する際にお湯に入ったまま混浴スペースに行けるので割と安心して入ることができました。
夜の時間帯は人気も少なく、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
夕食の目玉は「きのこ汁」
宿泊プランには、地元の食材をふんだんに使った美味しい食事が含まれています。
私がいただいた夕食は、秋田県の名産品を使った会席料理でした。特に、新鮮な山菜や魚料理は絶品で、舌鼓を打ちました。
1人客はこちらの建物に集められ、みんなでお食事をするスタイルでした。
乳頭温泉郷はほかにも5つの温泉で日帰り入浴可能!
乳頭温泉郷はほかにも「妙乃湯」「黒湯温泉」「蟹湯温泉」「孫六温泉」「大釜温泉」「休暇村乳頭温泉郷」と6つの温泉があります。
冬季はそのうち「黒湯温泉(冬季休業)」を除く5つの温泉に日帰り入浴することができます。
温泉巡りをされる方は、「湯めぐり帳2,500円(こども1,000円)(湯めぐりマップ1,000円)」を購入するのがおすすめ。わたしは「鶴の湯」さんのフロントにて購入しました。
乳頭温泉「鶴の湯」宿泊レポまとめ
乳頭温泉郷の「鶴の湯」は、歴史的な宿泊施設でありながら、現代の快適さも兼ね備えています。美しい自然に囲まれた環境で、ゆったりとした時間を過ごすことができるため、温泉旅行を検討している方にはぜひ訪れていただきたい場所です。
心温まるおもてなし、美味しい食事、そして何よりも温泉の癒しを体験するために、鶴の湯での宿泊をお勧めします。
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