太宰府天満宮(だざいふてんまんぐう)は、福岡県太宰府市にある神社です。
年間850万人以上の参拝客が訪れる人気の観光スポットでもあります。
そんな太宰府天満宮、行ってみるまでどのくらいの時間楽しめる場所なのかイマイチ分かりませんでした。
そこで今回は「太宰府天満宮を所要時間1時間で楽しむ」プランをご紹介します。
博多駅からのアクセスを考えると、10時出発で14時到着(半日ちょっと)くらいになるかと思います!
太宰府天満宮とは?1分で解説
御祭神は菅原道真!学問の神様として有名

太宰府天満宮は菅原道真(すがわらのみちざね)公をお祀りしている神社です。
菅原道真は平安時代の貴族にして政治家で、文武両道でした。
無実の罪で流された地が「太宰府」

忠実な家臣として名高かった菅原道真ですが、ある時同僚である藤原時平らに陥れられ、無実の罪で左遷されてしまいます。
道真はそのまま太宰府にて亡くなりました。亡骸を牛にひかせていたところ、急に伏して動かなくなったため、これは道真公の思し召しだろうとその地に埋葬されました。
それが現在の太宰府天満宮のある場所です。

道真公の死後に次々と起こる厄災!天満天神となる
道真公の死後、さまざまな厄災が起こったことで「道真公の怨霊によるものだ」と人々に恐れられました。
時平の病死、平安京清涼殿の落雷(清涼殿落雷事件)、醍醐天皇の崩御などが怨霊の仕業だとされています。
そこで京都の北野天満宮に神として祀られ、「天満大自在天神(てんまんだいじざいてんじん)」、天神さまとして信仰されることとなりました。
太宰府駅に到着!

太宰府駅から太宰府天満宮までは徒歩5分弱。
道中には食べ歩きスポットがたくさんある上に混雑しているので、自転車より歩いていく方が良いでしょう。
太宰府天満宮の参道で食べ歩き!
太宰府天満宮といえば「梅ヶ枝餅」!おすすめは「かさの家」

太宰府天満宮にこぞって出店されている「梅ヶ枝餅(うめがえもち)」。
中でも100年近い歴史を持つ「かさの家」の梅ヶ枝餅(150円)がおすすめです。

老舗「天山 本店」であまおういちごの和スイーツ

太宰府天満宮といえば食べ歩き!
おすすめはいちごの和スイーツが自慢の老舗「天山 本店」。
名物は鬼のお面を形どった最中ですが、今回はあまおういちごをふんだんに使った「あまおういちご大福最中(700円)」と「あまおういちごだんご(800円)」をいただきました。


とにかく大きいあまおうが1個丸ごと使われた贅沢なスイーツ!
参道を過ぎて太宰府天満宮へ

参道を抜けるとすぐ太宰府天満宮の鳥居があります。

太宰府天満宮の境内には全部で11体の御神牛が奉納されています。
頭を撫でると頭が良くなるとも言われているので、ひとまず撫でておきましょう。

2月〜3月は梅の季節!
菅公がこよなく愛したとされる梅の木は、境内の至るところで見ることができます。

道真公の曽孫・菅原輔正(すがわらのすけまさ)によって造営された楼門。何度か焼失したのち、戦国時代に石田三成が再建。現在の楼門は、1914(大正3)年に建てられたものです。

太宰府天満宮の御朱印をいただく

太宰府天満宮の御朱印は御朱印所でいただきます。
500円より、お気持ちで。

その他、お守りやおみくじなどもあるので旅の思い出にどうぞ。


菅公歴史館で菅原道真公を学ぼう

本殿の奥まで歩くと、「菅公歴史館」があります。
博多人形で菅原道真公の生涯を学ぶことができるので、時間がある方はぜひこちらにも足を運んでみてくださいね。

このたびは 幣も取りあへず 手向(たむけ)山
紅葉(もみぢ)の錦 神のまにまに
上の場面は菅原道真公が詠んだ和歌の場面を表しています。
百人一首にも選ばれているので、聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
時間に余裕があれば九州国立博物館にも

1時間以上余裕があるという方は、太宰府天満宮から伸びる長いエスカレーターに乗って九州国立博物館にも足を運んでみましょう。


近未来的な空間でワープしたような気持ちになります。


縄文時代から江戸時代まで、さまざまな展示がありました。
太宰府天満宮の所要時間1時間プランまとめ

太宰府駅から所要時間1時間で楽しめる観光プランをご紹介しました。
博物館や歴史館をじっくり見学するとその限りではありませんので、スケジュールに合わせてカスタマイズしてくださいね。
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