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初心者にもおすすめ!「箱根街道」11km3時間コースをご紹介

箱根街道で箱根関所から箱根湯本駅まで歩く旅|神奈川県箱根町

箱根街道は東海道の中でも「箱根八里」と呼ばれ、天下の難所として知られていました。

今回はそんな箱根街道の中でも箱根関所から箱根湯本駅までの約11kmのコースを歩いてきました!

箱根街道とは?

箱根街道とは、東海道の小田原宿(神奈川県小田原市)から三島宿(静岡県三島市)までの八里(約32km)を指し、「箱根八里」とも呼ばれる難所でした。

箱根街道のルートは、小田原宿から箱根湯本、畑宿を通って箱根宿へ、さらに箱根峠を越えて三島宿へ降りるもの。小田原宿から箱根峠までを「東坂」、箱根峠から三島宿までを「西坂」と呼んでいました。

江戸初期までは泥道がひどく膝まで浸かるほどでしたが、1680(延宝8)年に石畳が敷かれています。

箱根街道11kmコース

今回歩いたルートをApple Watchで見るとこんな感じになっていました。

高低差を地理院地図で調べるとこんな感じ。

今回はほとんど下りのルートだったので、体力のないわたしでもなんとか歩き切ることができました。

箱根関所からスタート!

まずは箱根関所からスタート!

本当は箱根湯本駅からスタート予定でしたが、午前中に雨が降っていたので急遽スタートとゴールを入れ替えました。

箱根街道の杉並木を歩く

雨上がりの箱根街道は、樹齢400年の杉並木が白霧に包まれて幻想的な雰囲気。

ここは石畳がなかったため、泥道というかもはや川道となっていました。頑張って端っこを歩いてみましたがきつかったので、諦めて車道へ。

果たして無事に歩き切れるのか、この時点でやや不安になってきました。

元箱根から石畳の街道へ

箱根関所から元箱根まで車道を歩き、また旧街道に入っていきます。

車道を歩いていると、左側に箱根街道の看板が見えるので、歩道橋を登っていきましょう。

石畳が見えてきました!

ここからは唯一の登り道です。

街道が川になってる!石を飛び越えて進みます。

天候によってはさらに増水している可能性があるので、安全面を考慮してルート変更や中止の判断は必要になるかと思います。

本来ゴール(箱根関所)前にあらわれる甘酒茶屋、今回はスタートして40分ほどで到着。

甘酒茶屋でひと休憩

想像以上に道が悪く、30分弱想定の道を40分かけてきました。

甘酒茶屋では甘酒と冷やし抹茶を購入。小雨で身体も少し冷えていたため、甘酒の温かさが身に沁みました。

甘酒茶屋店主の山本さんは13代目、毎朝4時に仕込んでいるという力餅も今度食べてみたいです。

畑宿まで下り道を進む

ここからはひたすら石畳を下ります。

石の表面がツルツルしていて滑る!

モンベルの靴でなければ、浸水も酷かったかもしれません。

サワガニ発見!

たくさんの坂道をひたすら下ると、間の村「畑宿(はたじゅく)」に出てきました。

バス停が「本陣」になっていたので、ここに本陣があったよう。

しばらく畑宿の中を歩くと、また看板とともに石畳メインの道へ入りました。

車道を歩いて箱根湯本駅でゴール!

畑宿からしばらく歩くと、箱根七曲りと呼ばれる車道へ。

たまにショートカットできましたが、基本は車とともにクネクネと車道を進んでいくことに。

最後の方はほとんど車道歩きでした。

最終的に11.41kmの道のりを3時間13分で踏破。道のコンディションが良ければもう少し早かったかもしれません。

箱根街道11kmプラン まとめ

箱根街道を歩いてみた様子をご紹介しました!

登山やハイキングに慣れていない方でも、このルートなら楽しく歩けるのではないかな?と思います。

ただし最低限軽登山用の装備(登山靴や長袖長ズボン、水分など)はご用意ください!

今後は箱根峠を越えるルートにも挑戦してみたいです。

▼神奈川県のノミチ記事はこちら!

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