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熊野三山にひとつつ「熊野速玉大社」の歴史と見どころ

熊野古道・熊野速玉神社|和歌山県新宮市 旅行・体験

和歌山県新宮市にある熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)は、熊野三山のひとつで、古くから「熊野詣(くまのもうで)」の目的地として、多くの参拝者に崇敬されてきました。

熊野速玉大社は、古代からの深い信仰と自然崇拝の中心であり、縁結びや家内安全、交通安全のご利益があるとされています。

この記事では、その歴史と見どころを紹介します。

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熊野速玉大社へのアクセス

最寄り駅はJR新宮駅です。新宮駅から熊野速玉大社までは徒歩約15~20分ほどです。新宮駅は、大阪や名古屋からの特急列車でアクセスできます。

熊野速玉大社の歴史

熊野古道・熊野速玉神社|和歌山県新宮市

熊野速玉大社の歴史は、古代の熊野信仰に遡ります。

熊野速玉大社の御祭神は、熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)と熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)の夫婦神。日本で最初に夫婦となった神様であるため、夫婦や家族の守護神として知られています。これにより、熊野速玉大社は縁結びや家族の幸福を祈る場所としても知られるようになりました。

熊野三山は、熊野本宮大社、熊野那智大社と共に、平安時代から鎌倉時代にかけて、多くの貴族や武士に信仰されました。特に平安時代には、上皇や天皇が「熊野詣」を行い、数十回にわたる参詣が記録されています。熊野速玉大社もその参詣ルートの重要な拠点であり、熊野本宮大社や那智大社と共に霊場としての役割を果たしていました。

熊野速玉大社の敷地は、かつて神倉山にある神倉神社が元宮とされていました。神倉神社に祀られていた神々が後に熊野速玉大社に遷座されたと伝えられています。この移転により、熊野速玉大社は平地に鎮座し、より多くの参拝者が訪れることができるようになりました。

熊野速玉大社の御朱印

熊野古道・熊野速玉神社|和歌山県新宮市

神倉神社にも参ろう

熊野古道・神倉神社|和歌山県新宮市

神倉神社は、熊野速玉大社の「元宮」とされている古代の聖地です。神倉山の中腹に鎮座しており、巨大な岩「ゴトビキ岩」がご神体として崇められています。このゴトビキ岩は、古代の信仰の象徴であり、その大きさと形は見る者に圧倒的な存在感を与えます。

神倉神社の参道には、538段の急な石段があり、これは神社に訪れる人々にとって大きな試練でもあります。古代の人々が通ったこの石段は、自然の岩をそのまま使っているため、段差が不規則で急勾配です。この石段を登りきると、眼前にはゴトビキ岩が姿を現し、そこから眺める景色は息を呑む美しさです。

熊野速玉大社まとめ

熊野古道・熊野速玉神社|和歌山県新宮市

熊野速玉大社は、古代から続く熊野信仰の象徴であり、速玉大神や伊邪那岐命を祀る神聖な場所です。

鮮やかな朱塗りの社殿、千年を超えるナギの御神木、歴史的な宝物が展示される神宝館など、見どころが満載です。

また神倉神社との強い結びつきや、熊野古道を通じた巡礼も魅力の一つです。熊野速玉大社を訪れる際には、その深い歴史と神聖な雰囲気を存分に感じてみてください。

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