東海道で穴場な街道観光が楽しめる場所といえば、三重県の「関宿(せきじゅく)」です。
関宿は東海道第四十七番目の宿場町であり、現在の三重県亀山市に位置しています。
昭和初期から街の保存・修復に努め、重要伝統的建造物群保存地区にも指定されています。
今回はそんな「関宿」でまち歩きするなら立ち寄りたいスポットをまとめてご紹介します。
▼東海道とは?はこちら
東海道「関宿」とは?

「関宿(せきじゅく)」とは東海道第四十七番目の宿場町です。
「関」の地名は古代の東海道において三関(さんげん)のひとつだった「伊勢鈴鹿関」が置かれていたことに由来しています。
現在の関宿の基礎は1588(天正11)年に関盛信が「関地蔵」を中心に中町の町を形成したといわれています。
1843(天保14)年の『東海道宿村大概帳』によると、当時の人口は1,942人、戸数632戸、本陣2、脇本陣2、旅籠42あったそう。

ちなみに千葉県野田市にある「関宿」は「せきやど」と読むよ!
東海道「関宿」へのアクセス
東海道「関宿」の最寄駅はJR西日本の関西本線にある「関駅」です。
車の場合は無料の観光駐車場があるのでそちらを利用します。満車の場合はもう少し遠くに臨時駐車場があるのでそちらへ。
観光駐車場には無料の足湯も!

関宿には無料の観光駐車場があります。
こちらは割とすぐ満車になるので、その場合は「西の追分」と「東の追分」にそれぞれある無料の駐車場をご利用ください。
駐車場の一角には無料の足湯施設「小萬の湯」もあるので、まち歩きの後にはここで足を休めると良いでしょう。

所在地 | 亀山市関町新所1974-1 |
駐車台数 | 大型4台 普通16台 思いやり駐車区画1台 |
駐車料金 | 無料 |
関宿で宿場印をもらおう!

東海道五十三次踏破記念の宿場印。
関地蔵院近くの角にある「関見世 吉右衛門」にて300円で購入しました。
東海道「関宿」を歩こう

東海道「関宿」を歩きましょう!

街中には宿場町らしい「高札場」や「本陣跡」などが点在しているので探してみてくださいね。



関地蔵院

741(天平13)年に行基が開創したとされる関地蔵院。
観光駐車場から関宿に歩いてくると、最初に見えてくるランドマークです。
東大寺の僧が天然痘から多くの人を救うために地蔵菩薩像を置いたのが始まりだといわれています。

お食事処「會津屋」|街道そば

関地蔵院の道向かいにあるお食事処「會津屋(あいづや)」。
「山菜おこわ」と「街道そば」ののれんがかかっていました。
11時に伺いましたがすでに待ち客も多く、40分ほどの待ち時間。名物の山菜おこわには鶏肉ときざんだ山菜が入っており、もっちりとしていておいしかったです。


小平屋|昔ながらの駄菓子屋さん

道中に駄菓子屋「小平屋」を見つけたので立ち寄ってみました。
昔ながらの駄菓子から最新のお菓子まで取り揃えており、100円玉を握りしめて駄菓子を選んだあの日のワクワクがよみがえります。
関宿旅籠玉屋歴史資料館

「玉屋資料館」は旅籠だった「玉屋旅館」の往時の様子を残す貴重な資料館です。玉屋旅館は「関で泊まるなら鶴屋か玉屋、まだも泊まるなら会津屋か」と謳われたほど大きな旅籠だったようです。
ちなみにこの後紹介する「関まちなみ資料館」と「関の山車会館」との共通入館券があるので、関宿を満喫したい方はぜひお買い求めください。


長細い土間は馬のまま入ることができたのでしょうか。広い館内には当時の様子を再現されたスポットがいくつもあり、江戸時代の生活を学ぶ場所としても機能しています。


百六里庭の2階から町を見下ろす

関宿の宿場らしい町並みを見下ろせるスポットがありました。
市民のアイディアによって生まれた「百六里庭」というスペースの2階が展望台になっているのです。


関まちなみ資料館

「関まちなみ資料館」は玉屋と異なり、一般的な町屋(といってもかなり立派なつくりでしたが)を保存した施設です。

中には当時使われていた生活用品、家具だけでなく、復元模型や資料なども展示されていました。

関の山車会館

最後の施設は「関の山車会館」。
狭い町並みを大きな山車(やま)が進む様子から、「これ以上はない、精一杯である」という意味で使われる慣用句「関の山」の語源となったそうです。
江戸時代には8基もの山車があり、関の山車会館ではそんな山車の一部が展示されています。

茶蔵茶房 SAKURASABOでこだわりコーヒーを

最後にやってきたのは「茶蔵茶房 SAKURASABO」。
コーヒーにこだわりのあるお店。好みの味をチョイスし、自分で淹れて味わうことができます。


カウンターのほかに2階もあるようですが、この日は地元の方々で貸し切られているようでした。
モンブランやプリンなどのデザートもあったので、次回は頼んでみたいな。

東海道「関宿」まとめ

東海道「関宿」の観光モデルコースをご紹介しました。
東海道の中でも「宿場町」らしい面影を残す、まち歩きにおすすめなスポットです。
▼東海道のノミチ記事はこちら
-
「五畿七道(ごきしちどう)」の歴史と役割とは?古代日本の行政区分を探る
日本の歴史において、五畿七道は行政や交通の重要な基盤として機能していました。 五畿七道は、奈良時代に確立された行政区分であり、交通網としても整備されたもので、現在の日本の都道府県のルーツにもつながっています。 本記事では […] -
日本の有名・主要な街道一覧|歴史と旅の楽しさを探る
日本各地に広がる街道は、歴史や文化を語る上で重要な役割を果たしてきました。 江戸時代に整備された五街道や古代からの重要な交通路が残り、今でもその足跡を辿ることができる観光地として多くの人に親しまれています。 本記事では、 […] -
【京都】二条城を所要時間1時間で楽しむ!歴史や見どころもご紹介
二条城は、京都を代表する歴史的な名所のひとつで、国内外から多くの観光客が訪れる世界遺産です。 この記事では、二条城の歴史や見どころ、訪れる際のポイントを詳しくご紹介します。壮大な歴史的背景を感じながら、二条城の美しさを存 […] -
五街道の起点「日本橋」とは?歴史と見どころ|シンボル獅子像も美しい
東京の中心部に位置する「日本橋(にほんばし)」。 江戸時代から続く歴史的な橋で、東京だけでなく日本の交通や経済の要所として知られています。日本橋は、五街道(東海道、中山道、甲州街道、奥州街道、日光街道)の起点となり、日本 […] -
東海道第一の宿場町「品川宿」の歴史を分かりやすく解説!歩いてきた様子もご紹介
東海道で日本橋にいちばん近い「品川宿」。 品川といえばJR品川駅周辺を思い浮かべますが、江戸時代における品川の中心地はもう少し南に位置していました。 今回はそんな東海道の品川宿を歩いてきた様子をご紹介します。 ▼今回も使 […] -
日本有数の山岳鉄道!箱根登山電車のスイッチバックを体験しよう
豊かな森と水に恵まれ、国土の75%を山地が占める日本列島。古くから険しい地形を克服するための山岳鉄道が各地で開通し、そこに暮らす人々の生活を支えています。 今回は箱根峠初探訪の道すがら、1度は乗っておきたい「箱根登山電車 […]