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徳川慶喜や和宮も宿泊した「草津宿本陣」がデカすぎた!周辺スポットもご紹介

「草津宿」は現在の滋賀県草津市、東海道と中山道の追分にあった宿場町です。

そんな草津宿には当時2つの本陣があり、そのうち1つは資料館として残されています。

現存する本陣は全国でも少なく、当時の様子を学べる貴重な場所。

今回はそんな「草津宿本陣」の歴史や周辺散策の様子をご紹介します。

ちなみに今回は滋賀県のローカルメディア『LOMORE』編集長のなんちゃんに案内していただきました!ありがとう!

草津宿本陣へのアクセス

草津駅から草津宿本陣までは徒歩10分弱。道中にも見どころがあるので散策しながら向かいましょう。

草津駅から草津宿へ

草津駅の東口にやってきました。

平和堂をバックに草津宿らしい門や石看板が見えます。草津宿は東口から南側に向かって進んでいきます。

草津宿の追分道標

しばらく進むと、東海道と中山道の追分に至ります。道路脇の追分道標には「左 中仙道みのぢ 右 東海道いせ道」と刻まれていました。

マンホールも追分仕様!

旧草津川の天井川も見逃せない

草津追分を振り返って見上げてみると、草津川隧道も見られます。

旧草津川の下にトンネルが掘られ、天井川となりました(現在は廃河川)。

草津川は流れる土砂の量が多かったため堤防に土を盛って流路を固定していました。しかし川底に土砂が溜まるため堤防の土を上げ続けた結果、川の方が高くなってしまったそうです。

現在は「草津川跡地公園」になっています。

草津宿本陣へ!

追分を過ぎるとすぐに草津宿本陣が見えてきました。入館券は以下の通り。

▼入館券(単館券)

 草津宿本陣
個人
草津宿本陣
団体(20名以上)
街道交流館
個人
街道交流館
団体(20名以上)
大人240円190円200円160円
高校・大学生180円140円150円120円
小・中学生
市内65歳以上
120円100円100円80円

▼入館券(草津宿本陣・草津宿街道交流館共通券)

 共通券
個人
共通券
団体(20名以上)
年間パスポート
大人350円320円1,000円
高校・大学生260円240円750円
小・中学生
市内65歳以上
180円160円500円

中はうなぎの寝床らしく縦長に伸びており、長い廊下の左右に連なるお部屋にも展示物があります。

ところどころ「撮影禁止」のエリアがあるので注意しながら撮りましたが、どこか漏れがあったらごめんなさい。

一番奥には「上段の間」。

最後の将軍である十五代徳川慶喜や十四代徳川家茂の正室である和宮などもこの部屋に泊まったのでしょうか。

とにかく広いな〜と言いながらまだまだ奥へ進みます。

こちらは土間キッチンになっており、馬に乗ったまま入室が可能。土間を抜けた先に厩があったようです。

今まで訪ね歩いた本陣の中でも最大級!見どころ満点なのでぜひ立ち寄っていただきたいと思います。

近くにはもう一つの本陣跡も

すぐ近くには「田中九蔵本陣跡」の看板がありました。

こちらには十三代徳川家定や十四代徳川家茂も泊まったことがあるようです。

本陣は廃置された後、1877(明治10)年に知新学校が新築されました。

共通券で草津宿街道交流館にも

草津宿本陣からさらに3分ほど歩いたところに草津宿街道交流館へ。

中は撮影禁止の部分がほとんどでしたが、宿場の歴史や民俗的な資料が展示されていました。

ちなみに草津宿を彩れる版画体験やっていたので挑戦してみました。

若干ずれたけど、まあ良いでしょう!

草津市のマンホールカードは草津宿街道交流館でゲット

草津宿街道交流館にて、草津市のマンホールカードもいただきました。

交流館にはマンホールも展示してある
草津市内の路上で発見したデザインマンホール

ランチは木波屋雑穀堂でとろろご飯!

最後は滋賀県のローカルメディア『LOMORE』編集長のなんちゃんオススメランチへ。普通に歩いていては絶対に気づかない路地を進みます。

「木波屋雑穀堂」さんに到着しました。大きな階段箪笥や飾り箪笥の置かれた大きな玄関を通り、中庭の見える和室のお部屋へ。

建物自体は築120年ほどだそう。

今回は「木波御膳」を注文。とろろを中心とした優しいメニューです。自然薯のとろろご飯と、大葉を巻いた揚げとろろが印象的でした。

夜は滋賀の地酒が楽しめるそうなので、宿場町散策が終わった後のディナーにも使えそうですね。

草津宿本陣まとめ

滋賀県草津市にある「草津宿」をご紹介しました。

南北にも東西にも伸びる追分らしい大きな宿場町です。

▼滋賀のノミチ記事も増やしていく予定!

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