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戦国の要衝「箕輪城跡」日本100名城スタンプ・御城印ガイド|群馬県

箕輪城跡|群馬県高崎市 旅行・体験

群馬県高崎市に位置する「箕輪城跡(みのわじょうあと)」。

戦国時代に築かれた平山城で、今もその壮大な遺構を残しています。築城から約500年、武田信玄や北条氏、徳川家康といった戦国大名たちが覇権を競った歴史の舞台であり、現在は国の史跡に指定され「日本100名城」のひとつとして広く知られています。

広大な曲輪や大堀切などの土の構造美は圧巻で、復元された門や整備された散策道を歩けば、往時の姿を想像しながら楽しむことができます。さらに、箕輪城跡では「日本100名城スタンプ」や「御城印」を入手できるため、城郭ファンや観光客に人気のスポットとなっています。

この記事では、箕輪城の歴史から見どころ、スタンプや御城印の情報、アクセス方法まで詳しくご紹介します。

箕輪城とは? 歴史と概要

長野県国宝松本城

箕輪城は、戦国時代の初め、長野業尚(ながのなりひさ)によって築かれました。築城年は1500年代前半とされ、当時は上野国(現在の群馬県西部)の支配拠点として重要な役割を担っていました。

長野氏は箕輪城を本拠として上野国を治め、やがて「上州の名門」として勢力を誇ります。中でも名将と名高い長野業正(なりまさ)は、武田信玄の度重なる侵攻を食い止め、箕輪城は「難攻不落の城」として知られるようになりました。

しかし1566年、業正の子・業盛(なりもり)の代に、ついに武田信玄による大軍の攻撃を受け、激戦の末に落城。その後は武田氏の支配下に入り、北条氏や徳川氏といった戦国大名が城をめぐって争いました。

江戸時代初期には徳川四天王の一人・井伊直政が城主となり、現在も残る大規模な改修を行ったと伝わります。井伊氏の支配後、箕輪城はやがて廃城となりましたが、その広大な土の遺構は今もなお残り、戦国時代の面影を伝えています。

箕輪城跡を歩いてみよう

箕輪城跡|群馬県高崎市

箕輪城跡にはいくつかの駐車場があります。

今回は「史跡箕輪城跡駐車場」というところに停めました。

箕輪城跡|群馬県高崎市

駐車場は広くて公衆トイレ付き。

箕輪城跡|群馬県高崎市

搦手口から入ります。

箕輪城跡|群馬県高崎市

少しのぼると二の丸へ。

箕輪城跡|群馬県高崎市

本丸門の馬出しを通ります。

自然の地形を活かしたお城の構造が面白い!

箕輪城跡|群馬県高崎市

本丸は広場のようになっていますが、公園などに活用されている感じはありません。

広大な曲輪と大堀切

箕輪城跡|群馬県高崎市

箕輪城の最大の特徴は、土の城としてのスケールの大きさです。主郭を中心に複数の曲輪(くるわ)が配置され、それらを隔てる大堀切や土塁が見事に残っています。人の手によって削り出された巨大な堀を歩くと、戦国の防御施設の凄みを体感できます。

復元された郭馬出西虎口門

2016年には「郭馬出西虎口門(くるわうまだしにしこぐちもん)」が復元され、かつての城門の姿が蘇りました。土の城でありながら堅固な造りを誇った箕輪城の一端を、現代において実際に目にすることができます。写真撮影スポットとしても人気です。

四季折々の自然と調和した景観

春は桜、秋は紅葉と、四季折々の自然に包まれる箕輪城跡。堀や土塁に沿った散策道を歩けば、戦国時代の緊張感と自然の美しさが同居する独特の雰囲気を楽しめます。市民の憩いの場としても親しまれており、ウォーキングや歴史探訪に最適です。

箕輪城まつり

毎年秋に開催される「箕輪城まつり」では、武者行列や火縄銃演武などが披露され、戦国絵巻さながらの迫力を体験できます。地域一帯で盛り上がるイベントであり、歴史ファンだけでなく観光客にもおすすめです。

日本100名城スタンプと御城印情報

日本100名城スタンプ

箕輪城跡|群馬県高崎市

箕輪城は「日本100名城」に選定されており、スタンプラリーの対象城郭です。スタンプは以下の場所で押すことができます。

箕輪城跡|群馬県高崎市
  • 高崎市箕郷支所
  • 矢原宿カフェ

スタンプ帳を持参して訪れる人が多く、全国の城巡りを楽しむファンにとっては欠かせない拠点です。箕輪城はスタンプ番号「16番」として登録されています。

御城印

箕輪城跡「矢原宿カフェ」|群馬県高崎市

箕輪城では御城印も頒布されています。販売は「箕輪城ふれあい市」にて、日曜日の10時〜14時に限定販売されています。御城印のデザインには「箕輪城」の文字が力強く記され、戦国の名城の歴史を今に伝えています。

訪城の記念として、スタンプと御城印の両方をそろえるのも楽しみのひとつ。特に御城印は限定頒布のため、旅程を調整して訪れる価値があります。

観光の基本データとアクセス情報

  • 所在地:群馬県高崎市箕郷町東明屋ほか
  • アクセス:JR高崎駅から群馬バス「箕郷行き」で約30分、「箕郷本町」下車後徒歩約20分。車なら関越自動車道・高崎ICから約30分。
  • 駐車場:史跡箕輪城跡駐車場、虎韜門口駐車場など無料駐車場を完備。
  • 料金:入場は無料。城跡散策は自由。
  • 所要時間:主な遺構をめぐるだけなら1〜2時間。本格的にじっくり歩くと半日程度。

また現地では案内板やパンフレットが整備されているため、初めての訪問でも安心です。散策マップを手にすれば効率よく見学できます。

まとめ

箕輪城跡|群馬県高崎市

箕輪城跡は、戦国時代に「難攻不落」と呼ばれた名城の姿を今に伝える貴重な史跡です。広大な土の遺構や復元門を歩けば、当時の攻防戦を想像しながら歴史のロマンを感じられることでしょう。

さらに、「日本100名城スタンプ」や日曜限定の「御城印」といった収集要素もあり、城巡りをする人にとっては必訪のスポットです。四季折々の自然や地域の祭りも楽しめるため、家族連れや歴史好き、散策を楽しむ人まで幅広い層におすすめできます。

群馬県を訪れる際には、ぜひ箕輪城跡を歩いてみてください。土の城が放つ迫力と歴史の重みを、全身で体感できるはずです。

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