四国遍路（しこくへんろ）とは？「四国八十八ヶ所霊場」一覧とマップで分かりやすく解説！

四国四県にまたがる信仰の道「四国遍路（しこくへんろ）」をご存知ですか？

讃岐国（現香川県）出身の弘法大師（空海）がゆかりの八十八ヶ所の寺院を選んで開いた「四国霊場」を巡礼することを「四国遍路（お遍路）」と呼びます。

今回はそんな「四国遍路」の基礎知識をまとめてご紹介します。

四国遍路（しこくへんろ）とは？

四国遍路とは、四国四県に点在する八十八ヶ所のお寺を巡礼すること、またはその道自体を指します。巡礼者は地元の方々から「お遍路さん」と呼ばれ、親切にしていただけることも多いのだとか。

四国遍路はなぜ「お遍路」というの？

霊場を巡ることを一般的に「巡礼」と呼びますが、「四国八十八ヶ所霊場」は「お遍路」と呼びます。それは四国自体が日本の“辺境”にあり、昔は「辺土」と呼ばれていたからだそう。

四国遍路は何のためにするの？

四国遍路の目的は主に３つあります。

四国遍路は何日かかるの？

四国遍路を巡ると、バスや車なら約10〜25日間、徒歩なら約40〜50日間ほどかかると言われています。

ちなみに全部の寺院を通しで巡礼することを「通し打ち」、数回に分けることを「区切り打ち」と言います。

四国遍路はなぜ八十八ヶ所なの？

四国遍路が八十八ヶ所である理由に定説はありませんが、「八十八」は煩悩の数であることから、すべて巡ることで煩悩を打ち払うことができるとする説があります。

四国お遍路マップ

四国遍路の総距離は1,200〜1,400kmほどあります。

1番から88番にかけて巡ることを「順打ち」、88番から1番にかけて巡ることを「逆打ち」と呼びます。逆打ちの方が順打ちに比べて道のりが険しく歩きづらいことから、「閏年に逆打ちをすると通常の3倍の利益を得られる」とされています。

四国遍路「四国八十八か所霊場」

四国八十八か所霊場の道場

発心の道場（徳島県）

 修行の道場（高知県）

 菩提の道場（愛媛県）

 涅槃の道場（香川県）

四国遍路とは？まとめ

四国八十八ヶ所霊場を巡る「四国遍路」をご紹介しました。

いきなり通しで歩くにはハードルの高い道ですが、まずは区切り打ちでめぐれるツアーに参加したり、歩いてみたい区間だけ歩いてみるのもありかもしれません。

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