福島県会津美里町にある「圓蔵寺(えんぞうじ)」は、赤べこの発祥地としても知られる名刹です。
境内から眺める只見川の景色は美しく、四季折々の風情を楽しめる散策スポット。
今回は、赤べことともに楽しむ圓蔵寺の風景や、名物「あわまんじゅう」が味わえる老舗菓子店をめぐる散策コースをご紹介します。
圓蔵寺の基本情報とアクセス
名称 | |
ふりがな | みつけてんじん やなひめじんじゃ |
所在地 | 福島県河沼郡柳津町大字柳津字寺家町甲176-3 |
御祭神 | 矢奈比賣命、菅原道真公、霊犬 悉平太郎 |
社務時間 | 8:30〜16:00 |
駐車場 | あり(境内) |
公式HP | https://www.mitsuke-tenjin.com/ |
「圓蔵寺」とは?

圓蔵寺は、奈良時代に行基が開基したと伝わる古刹で、本尊は虚空蔵菩薩。
会津地方では「会津の虚空蔵さま」として親しまれています。

特に有名なのが、赤べこ伝説。かつて大地震で本尊を安置するために材木を運んだ際、赤い牛が不思議な力を発揮したことから、厄除けや病気平癒の守り神として「赤べこ」が生まれたとされています。
境内には赤べこ像や由来を示す案内板もあり、歴史と民話の魅力を感じられる場所です。
反対側から赤べこ越しに圓蔵寺の風景を眺める

圓蔵寺を訪れたら、只見川を挟んだ反対側の展望スポットにも立ち寄ってみましょう。
川沿いに置かれた大きな赤べこ像越しに、山の斜面に佇む圓蔵寺の姿を眺めることができます。赤べこと寺院が一緒に映り込む構図は、会津ならではのフォトジェニックな風景。SNS映えする撮影スポットとしても人気です。
岩井屋菓子店であわまんじゅうを食べよう

散策の合間に立ち寄りたいのが、圓蔵寺近くの老舗「岩井屋菓子店」。
ここでぜひ味わってほしいのが、会津名物「あわまんじゅう」です。

黄色く色づいた粟(あわ)の生地でこしあんを包んだ素朴なまんじゅうで、モチモチとした食感とほどよい甘さが特徴。古くから参拝客のお土産やおやつとして親しまれ、今も地元の人々に愛され続けています。
まとめ|福島県「圓蔵寺」周辺散策!

赤べこの伝説を伝える圓蔵寺は、会津の歴史や文化にふれることができる特別なスポットです。
只見川越しに眺める赤べこと寺の景色、そして岩井屋菓子店のあわまんじゅうを味わえば、散策はより思い出深いものになるはず。会津を訪れる際には、ぜひ立ち寄ってみてください。
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