江戸と東京の歴史と文化を学ぶなら!「江戸東京博物館」をご紹介

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江戸東京博物館は東京都墨田区にある東京都立の博物館です。「江戸と東京の歴史や文化を伝える博物館」として平成5(1993)年にオープンしました。

「東京には歴史が無いからつまらない」と言う人がたまにいますが、全くそんなことはありません。江戸東京博物館は、江戸・東京の歴史・文化に関わる資料を収集、保存、展示することを目的に「江戸と東京の歴史や文化を伝える博物館」を目的1993年につくられました。江戸東京博物館に行けば、東京の歴史の長さと深さを感じること間違いありません。

本記事では江戸東京博物館の見どころと楽しみ方をご紹介します。ぜひ訪れる際の参考にしてみてください。

江戸東京博物館の基本情報-駐車場や料金、予約や駐車場の必要有無-

江戸東京博物館

江戸東京博物館は1階の企画展示室、3階(屋外)の「江戸東京ひろば」、5階6階の「常設展示室」で構成される江戸東京の歴史と文化を発信する博物館です。まるで当時にタイムスリップしたかのように、江戸東京の雰囲気を身近に感じられます。

所在地東京都墨田区横網1-4-1
開館時間9:30~17:30 (土曜日は9:30~19:30)入館は閉館の30分前まで
駐車場有料駐車場あり
休館日毎週月曜日(月曜が祝日または振替休日の場合はその翌日)、年末年始
入館料一般600円、大学生・専門学校生480円、高校生・中学生(都外)・65歳以上300円、中学生(都内在学または在住)・小学生・未就学児童無料 (特別展は別料金)
Webサイトhttp://www.edo-tokyo-museum.or.jp/

江戸東京博物館へのアクセス

江戸東京博物館に電車で行く場合は、JR総武線両国駅西口か都営地下鉄大江戸線両国駅(江戸東京博物館前) A3・A4出口を出て歩くのがおすすめ。3分ほどで入口に着きます。

バスで行く場合は、都バス錦27・両28・門33系統、 墨田区内循環バス「すみだ百景すみまるくん・すみりんちゃん(南部ルート)」 「都営両国駅前(江戸東京博物館前)」で下車するのがおすすめ。電車と同様に徒歩3分ほどで入口に着きます。

江戸東京博物館の見どころ① さまざまな特別展を開催!縄文展へ

江戸東京博物館

江戸東京博物館では年に数回、特別展が行われています。過去には「相撲の錦絵と江戸文化」「18世紀ソウルの日常-ユマンジュ日記の世界」「玉川上水」「大妖怪展 土偶から妖怪ウォッチまで」などの特別展が行われており、その守備範囲の広さがわかります。

特別展を見学するためには、特別展専用券の場合は一般1,300円、常設展との共通券だと一般1,520円となります。専用券を買ってみる価値はもちろんありますが、個人的にはお得な共通券がおすすめ。江戸東京博物館は来るたびに発見がある博物館なので、来たことがある人も共通券を買って特別展と常設展を楽しむのが良いかと思います。

なお、この1,2年は新型コロナウイルス感染拡大防止のためにアソビュー!での日時指定予約を推奨されているので、当日の混雑や密を避けたい方は利用を検討してみてはいかがでしょうか。

江戸東京博物館

今回行われていたのは「特別展 縄文2021―東京に生きた縄文人―」。東京の暮らしを振り返る礎である縄文時代の暮らしに焦点をあてた展示。最新の調査結果から考える縄文時代像をリアルなミニチュアや実際に用いられていた貴重な品々、生活空間や道具の復元模型や映像などで楽しく学ぶことができました。

ちなみに今回の東京を縄文時代から考える大規模な展示は、なんと1986年に銀座ソニービルで開幕した「第2回 東京の遺跡展」(主催・東京都教育委員会)以来、35年ぶりでした。数十年に一度の貴重な展示が気軽に見られるのが江戸東京博物館の良さですね。

江戸東京博物館の見どころ② リアルな展示

江戸東京博物館

江戸東京博物館の3つ目の見どころは「原寸大のリアルな展示」です。日本橋(縮尺1/1)や中村座(縮尺1/1)の模型(写真)、長屋の大型模型など実際のサイズでリアルに再現された展示の数々は迫力満点。

江戸東京博物館

東京が近代化していく過程でつかわれていた物も数多く展示されています。電気信号機が登場する前に人の手で動かしていた信号や、今ではほとんど見かけることのないレトロな車など。近年、Z世代の間ではレトロブーム・昭和ブームと言われていますが、ここに来れば本物のレトロに出会えます。

江戸東京博物館の見どころ③ ディテールにこだわるジオラマ展示

江戸東京博物館
江戸の水上交通の様子

江戸東京博物館の3つ目の見どころは「ディテールにこだわるジオラマ展示」です。こちらは江戸時代の水上交通を再現したジオラマ。所狭しと行き交う船や歩く人々から、当時の江戸の活気や暮らしと商売の様子が伝わってきます。

江戸東京博物館
江戸の町の様子

展示というより、もはや芸術の域に達している美しいジオラマ。こちらの江戸寛永年間の日本橋北詰付近の町を再現したジオラマは約800体の人形を使っているそう。決して多くない資料を基に江戸の町割りや街並みを細かく再現していたり、一人ひとりの表情や服装が違っていたりと並々ならぬこだわりが伝わってきて見ていて飽きません。

このほかにも館内には多数のジオラマ再現展示があり、中には決まった時間になると仕掛けが動き出すものもあります。大きな実寸大展示も魅力的ですが、小さな箱の中に広がるジオラマ展示も見どころです。

江戸東京博物館の見どころ④ 多面的に歴史を学べる

江戸東京博物館

江戸東京博物館の4つ目の見どころは「多面的に歴史を学べる展示」です。江戸商人の楽しそうな生活や、将軍の華やかな暮らしに関する展示がある一方で、戦争など目をそらすことのできない負の歴史についても詳細な展示がなされています。

江戸東京博物館

第二次世界大戦に関する展示で印象的なのは、戦時中に開発された風船爆弾や戦地で用いられた葺き、爆撃によって曲がった鉄骨など実物が触れられるほど近い距離に展示されていること。教科書を読んでいてもわからないリアリティを肌で感じられます。

訪れた日は多くの小中学生が社会科見学で訪れていましたが、完成当時から江戸東京博物館は社会科見学の行き先として都内の学校が重宝してきました。訪れて楽しく学べるので、お子さんと一緒に訪れるのもおすすめですよ。

最後に-江戸東京博物館は2022年4月~2025年度中まで休館予定-

江戸東京博物館

江戸東京博物館は開館から約30年が経過しており、設備をはじめ施設全体の経年劣化が進んできています。そのため全面的な設備機器更新等の大規模改修工事を行うことが決定し、2022年4月1日から2025年度中までの予定で休館することになりました。まだ訪れたことが無い人は、ぜひ休館前のこの機会に訪れてみてください。

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この記事を書いた人

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ノミチ編集部。2021年3月にプレローンチした古道体験メディア「ノミチ」です。