福井県敦賀市に鎮座する「気比神宮(けひじんぐう)」は、北陸道総鎮守として古くから信仰を集めてきた格式高い神社。
日本三大木造鳥居のひとつを有し、歴史と自然が調和した境内はパワースポットとしても人気です。
この記事では、気比神宮の御朱印や御朱印帳の魅力をはじめ、境内の見どころやアクセス情報まで詳しくご紹介します。
気比神宮とは?由緒と歴史
気比神宮は、大宝2年(702年)に創建されたと伝わる越前國一之宮。
ご祭神は伊奢沙別命(いざさわけのみこと)をはじめとする七柱の神々で、航海安全、五穀豊穣、延命長寿など多くのご利益があるとされています。
境内のシンボルである大鳥居は、厳島神社(広島)、春日大社(奈良)と並ぶ「日本三大木造鳥居」のひとつで、国の重要文化財にも指定されています。鮮やかな朱色の鳥居をくぐると、静謐な空気に包まれ、まるで時がゆっくりと流れ出すような感覚を覚えます。
また、松尾芭蕉が『おくのほそ道』の旅の途上で訪れた地でもあり、境内には芭蕉の句碑も残されています。
気比神宮の御朱印

気比神宮の御朱印は、中央に神紋(三つ巴・桐紋・菊紋)、下部に「越前之國一宮」の朱印、右側に「奉拝」、左側に参拝日が墨書きされる、非常に格調高いデザインです。力強い筆致と鮮やかな朱印は、見るたびに神社の格式を感じさせます。
御朱印のいただき方
御朱印は、拝殿左手の授与所で授与していただけます。
- 授与時間:午前8時45分〜午後4時45分
- 初穂料:300円(変更の場合あり)
参拝を終えてから御朱印をいただくのが礼儀ですので、まずはしっかりと手水舎で身を清め、拝殿にて参拝しましょう。
気比神宮オリジナル御朱印帳
気比神宮では、御朱印帳も頒布されています。色はピンクと濃紺の2種類で、表面には大鳥居と神紋が金色で刺繍された豪華なデザイン。裏面には「氣比神宮」の文字が堂々と配されています。サイズは文庫本サイズで、持ち運びにも便利。
御朱印と合わせていただけば、旅の思い出がより特別なものになるでしょう。
境内の見どころ
日本三大木造鳥居

気比神宮の象徴ともいえる朱塗りの大鳥居は、高さ11m、柱の直径約1mの迫力ある造り。1650年に再建されたもので、国の重要文化財に指定されています。
長命水
境内には「長命水(ちょうめいすい)」と呼ばれる湧水があり、延命長寿のご利益があるとされます。参拝の際には、手を合わせて願いを込めていただくのがおすすめです。
松尾芭蕉の句碑
境内奥には、松尾芭蕉が訪れた際の句を刻んだ碑があります。歴史と文学が交差するこの場所は、しっとりとした情緒を感じさせます。
ご利益
気比神宮では、航海安全、五穀豊穣、延命長寿をはじめ、開運招福、厄除け、商売繁盛など幅広いご利益があるとされています。特に北陸の海の守り神として古くから漁業関係者や航海者に信仰されてきました。
アクセス
- 所在地:福井県敦賀市曙町11-68
- アクセス:JR敦賀駅から徒歩15分、またはぐるっと敦賀周遊バスで約5分
- 駐車場:無料(表参道駐車場10台、東駐車場90台)
- 開門時間:
4〜9月:5:00〜17:00
10〜3月:6:00〜17:00
参拝の流れ
- 表参道の大鳥居をくぐる
- 手水舎で身を清める
- 拝殿で二礼二拍手一礼
- 境内散策・長命水や句碑を拝観
- 授与所で御朱印や御朱印帳をいただく
まとめ|気比神宮で御朱印をいただこう
気比神宮は、歴史・文化・自然が融合した福井県敦賀市のパワースポット。
御朱印はその格式を感じられる一枚で、御朱印帳も旅の記念にぴったりです。境内には日本三大木造鳥居や長命水などの見どころも豊富で、訪れるたびに新たな発見があります。
敦賀観光の際には、ぜひ気比神宮に立ち寄り、御朱印とともに悠久の歴史を感じてみてください。
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