福島県庁「福島城跡」と奥州街道「福島宿」を雪の中観光してきた

福島県庁舎はかつて福島藩が治めた福島城の跡地に建っています。お城の東方には阿武隈川、南方には荒川が流れ、外堀の役割を果たしました。県庁だけでなく、福島県警察本部や福島市立福島第一小学校の一部なども城跡にあります。

また江戸と東北を結ぶ奥州街道の「福島宿」があり、宿場町としても機能していました。現在では宿場町、城下町としての面影がほとんど見られませんが、わずかな残り香を探し求めて福島駅から福島県庁周辺を歩いてきました。大雪の日に。

福島駅に到着!情報とマンホールカードをゲット

福島駅

新白河駅から新幹線で約30分、駅ナカにあるふくしま観光案内所へ立ち寄ります。古関裕而バージョンのマンホールカードをいただきました。2020年度前期にNHKで放送された朝ドラの主人公でもある古関裕而は、福島市の出身だそうです。街も古関裕而に溢れていました。

観光案内所ではチラシをもらい、美味しい福島餃子のお店も教えていただきました。とても親切に対応してくださってありがたかったです。

福島駅

奥州街道から米沢街道への分岐点「米沢口」

福島県福島市の福島宿

福島駅から東へまっすぐ行くと、奥州街道「福島宿」の本町に「米沢口」があります。奥州街道から、山形県米沢市へと続く米沢街道への分岐点。「庭坂口」とも呼ばれていました。福島城から米沢に続き、上杉氏の参勤交代にも使われていたとのこと。

福島県庁で「福島城跡」の史跡や面影をさがす

福島県福島市の福島県庁「福島城跡」

福島県庁に着くと「福島城と奥州街道」という大きな看板を見つけました。福島県庁は何度も建て増しされたような、時代を感じる造り。本庁舎は1954年に竣工されています。

福島県福島市の福島県庁「福島城跡」

▼反対側には阿武隈川が流れる

福島県福島市の福島県庁「福島城跡」
福島県福島市の福島県庁「福島城跡」

福島県庁を突っ切って反対側に回ると、阿武隈川が流れています。福島城はこの阿武隈川を天然の要塞として利用していたようですね。

▼二ノ丸御外庭

福島県福島市の福島県庁「福島城跡」
福島県福島市の福島県庁「福島城跡」

福島城跡でいちばん面影を残すのは、二ノ丸御外庭と呼ばれる庭園の跡でしょう。阿武隈川に沿って北上すると、福島県庁の東側に史跡があります。現在は紅葉山公園と呼ばれているのだそう。

県庁内 板倉神社を参拝

福島県福島市の福島県庁「福島城跡」

旧福島藩の藩祖を御祭神とする板倉神社が鎮座しています。小さな丘のようになっており、紅葉山と呼ばれているようです。

福島藩主板倉氏の祖である板倉 重昌(しげまさ)、重矩(しげのり)の二人の霊を祀るために、11代(福島板倉藩8代藩主)勝長が、寛政4(1792)年に江戸藩邸内に開いた。その後、文化2(1805)年に、福島城本丸内に安置した。明治2(1869)年に、三河への転封で一時三河へ遷座(せんざ)されたが、明治15(1882)年に旧領民の懇請で再遷座、旧藩士らが募金を募のり、現在の場所(旧福島城内紅葉山)へ再建した。

板倉神社 公式HPより引用

福島県庁「福島城跡」と奥州街道「福島宿」まとめ

福島県福島市の福島県庁「福島城跡」

福島県庁は隠れた観光スポットとしても機能する、福島県外の方にも訪れていただきたいスポットです。2011年の東日本大震災により被災したものの、大規模な耐震改修工事により現在も利用されています。

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