五街道の起点「日本橋」とは?歴史と見どころ|シンボル獅子像も美しい

江戸東京博物館の日本橋

東京の中心部に位置する「日本橋(にほんばし)」。

江戸時代から続く歴史的な橋で、東京だけでなく日本の交通や経済の要所として知られています。日本橋は、五街道(東海道、中山道、甲州街道、奥州街道、日光街道)の起点となり、日本の交通網の中心として重要な役割を果たしてきました。

この記事では、その歴史と見どころについてご紹介します。

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日本橋とは?五街道の起点

歌川広重 「東海道五十三次 日本橋 朝之景」 (1833-1834)
歌川広重 「東海道五十三次 日本橋 朝之景」 (1833-1834)

日本橋は、1603年に徳川家康が江戸幕府を開いた際に造られ、江戸の交通網の中心として機能しました。この橋は、五街道の起点となり、日本各地から江戸(現在の東京)へと物資や人が集まる拠点となったのです。橋のたもとには、日本各地の里程を示す「日本国道路元標(こくどうげんぴょう)」が設置され、現在も日本橋の中央にその標が置かれています。

江戸時代には、日本橋周辺は商業の中心地でもあり、多くの商店や市場が立ち並び、特に魚市場が有名でした。この市場は、後に築地市場や豊洲市場に移転しましたが、日本橋は日本の経済活動の拠点としての象徴的な存在であり続けています。

日本橋は、歴史的に何度か架け替えられており、現在の橋は1911年に完成した石造りのものです。特徴的な二重アーチのデザインや、橋の両端に立つ獅子像などが印象的です。

現在の日本橋に行ってみよう

五街道の起点「日本橋」東京都

日本橋の中央に埋め込まれている「日本国道路元標」は、江戸時代から現在に至るまで、日本の道路網の出発点としての役割を持っています。

現在もここが国道1号、国道4号、国道6号、国道14号、国道17号の起点として指定されています。この石碑は、シンボルとしての価値が高く、多くの観光客が訪れるスポットです。

五街道の起点「日本橋」東京都

現在の石造りの日本橋は、アールヌーボー様式の美しいデザインが施されています。その中でも目を引くのが、橋の両端に立つ獅子像です。

これらの獅子は、威厳と力強さを象徴しており、日本橋を守る存在とされています。獅子像は、写真撮影スポットとしても人気があります。

日本橋まとめ

日本橋は、江戸時代から現代に至るまで、日本の交通や商業の中心地として栄えてきた歴史的な場所です。

五街道の起点としての象徴性、周辺の商業施設や観光スポットなど、見どころが満載です。再開発によって未来の東京の象徴となる日本橋は、過去と未来をつなぐ特別な場所です。ぜひ一度訪れて、歴史を感じながら散策してみてください。

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この記事を書いた人

YAMAMOTO Maaya

古道体験メディア「ノミチ」代表。長野県の観光WEBメディア「Skima信州」代表、全国の御朱印と神社仏閣紹介ブログ「ごしゅメモ」運営。道祖神石造物狛犬宿場街道滝ダムため池棚田神社仏閣好きな平成生まれの魚。

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