浜松城(はままつじょう)は静岡県浜松市にある続日本百名城のひとつ。
徳川家康が築城し、29〜45歳までの17年間を過ごした浜松城。徳川家康をはじめ、在城中に幕府の要職に就いた者も多いことから「出世城」とも呼ばれています。水野忠邦も城主を務めたことで知られていますね。出世城である浜松城に登れば、あなたも出世できるかも?
今回はそんな浜松城に実際行ってみた体験や、御城印や日本百名城のスタンプについてまとめました。
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浜松城とは?徳川家康ゆかりの出世城

浜松城は、現在の静岡県浜松市にあった平山城。
戦国時代に徳川家康が17年間を過ごした城として知られています。家康は三河国・岡崎城で生まれ、その後、遠江国を支配する拠点として浜松城に入りました。
この浜松城時代の家康は、決して順風満帆ではありません。武田信玄との「三方原の戦い」では大敗を喫し、命からがら城へ戻ったとも伝えられています。それでも家康は浜松城で力を蓄え、最終的に天下人へと成長していきました。
こうした背景から、浜松城は「苦難を乗り越えて出世した城」=出世城と呼ばれるようになり、御城印を集める人にとっても象徴的な存在となっています。
浜松城の御城印と日本100名城スタンプ

浜松城の御城印は天守1階の売店でいただくことができます。
日本百名城スタンプは本丸ではなく「天守曲輪」にあるのでご注意ください。
浜松城の入場料は?基本情報まとめ
| 所在地 | 静岡県浜松市中区元城町100-2 |
| 入場料 | 大人200円、中学生以下無料 |
| スタンプ設置場所 | 浜松城天守閣一階 |
| スタンプ可能時間(営業時間) | 8:30~16:30 |
| 公式サイト | 浜松城公式サイト |
▼浜松城のマップ
浜松城公園駐車場から天守へ

浜松城に車で行かれる場合、目的地は「浜松城公園駐車場」に設定しておきましょう。駐車料金はなんと無料。とっても気前が良いですね!公園目的の地元客も少なくないため、広くても満車になることもあるようです。わたしが訪れた時は、公園でイベントを開催していてやや混雑していました。
▼浜松城公園駐車場の情報
| 所在地 | 静岡県浜松市中区元城町113-5 |
| 営業時間 | 8:00〜21:30 |
| 駐車料金 | 無料 |
浜松城の天守閣に登城しよう!


天守閣の中は展示ルームになっています。入場料は大人200円と格安。

入り口には「若き家康の城 浜松城」と書かれていました。1階から3階まであり、1階は「情熱の層」と題され徳川家康を中心にゆかりの品や歴史が展示されていました。


2階は歴代城主について、3階は展望スペースになっています。金色の天井には歴代城主の家紋が描かれていました。展望フロアからは、冬の晴天時には富士山も見えるのだとか!秋の晴れた日に行きましたが、うっすらとそれらしきものが見られました。


▼地階には約400年間眠っていた井戸

1階から階段を下りると、復興天守閣建設の際に発掘された井戸が展示されています。浜松城にはほかにも城内に6箇所、清水の湧出する清水場が2箇所あったとのこと。
若き日の徳川家康像

浜松城公園には若き日の徳川家康公像がひっそりと佇んでいます。
兜印の歯朶(しだ)を手に持っているのが特徴。家康が天下分け目の決戦「関ヶ原の戦い」と豊臣家を滅ぼした「大坂の陣」に携行し、勝利を収めたことから徳川家「吉祥の具足」として、大切にされてきた特別なものだそう。
浜松城で御城印をいただこう!まとめ

浜松城の御城印や日本百名城、浜松城観光についてご紹介しました。浜松市は東海道の浜松宿があったことでも知られ、現在でも賑わう街。観光や食べ歩きにもおすすめです。
家康ゆかりの城の御城印を集めるなら

浜松城の御城印をきっかけに、徳川家康ゆかりの城を巡るのもおすすめです。
家康の生誕地である岡崎城、晩年を過ごした駿府城、そして出世城として知られる浜松城。それぞれの城で御城印を集めていくと、家康の人生をたどるような城めぐりが楽しめます。
一つひとつの城を点で見るのではなく、家康の歩みという「線」で見ることで、御城印の価値もより深まります。
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