「熊野那智大社(くまのなちたいしゃ)」は和歌山県那智勝浦町にある「熊野三山」の一社です。
熊野古道を歩いてみたい方にまずおすすめしたい王道スポットのひとつ。
また熊野那智大社からは有名な「那智の滝」も見ることができます。
そこで今回は熊野那智大社の手前から歩いて那智の滝も見られるおすすめ散策ルートをご紹介します。
熊野三山ざっくりマップ

熊野古道には「熊野三山」と呼ばれる「熊野本宮大社」「熊野那智大社」「熊野速玉大社」があり、三社への参詣道が「熊野古道」となっています。
中でも三社をつなぐように横断する道を「中辺路(なかへち)」と呼び、今回紹介する熊野那智大社も中辺路の一部です。
熊野那智大社のご由緒と歴史
熊野那智大社のご由緒は以下のとおり。
古来当社はご祭神「熊野夫須美大神」の御神徳により「結宮(むすびのみや)」と称され、人の縁だけでなく諸々の願いを結ぶ宮として崇められました。那智御瀧は自然を尊び延命息災を祈る人が多く、また八咫烏の縁起によりお導きの神として交通・海上の安全の守護を祈り、さらに御神木の梛の木は無事息災をあらわすものとして崇められています。熊野の自然と共に神々の恵み深い御神徳のある神社であります。
熊野那智大社公式HPより引用
熊野那智大社へのアクセスと駐車場
熊野那智大社に車で行く方は「大門坂駐車場」に停めて歩くとちょうど良い散策になるかと思います。
体力に自信のない方はさらに上にある「那智山観光センター」の駐車場がおすすめ!
熊野那智大社へは「大門坂」から歩こう!

こちらが「大門坂駐車場」。お手洗いもあります。


斜めに入る車道に入り、看板通りに進むと大門坂へ。

なだらかな石段と石畳の続く「古道」感バッチリのルート。
石段は全部で267段ありますが、車では行けない場所なのでぜひ歩いてみてくださいね。

参道のわきには杉並木があり、樹齢は約800年と推定されているそう。
「大門坂」の由来は、途中にあった熊野九十九王子最終の多富木王子跡に大門があったことから。

体力に自信がないなら「那智山観光センター」まで車で

大門坂を抜けるとお土産も売られている那智山観光センターに出ます。
そこからさらに参道。お土産屋さんの並びを見ながら階段を登ります。



大門坂駐車場から1時間程度で熊野那智大社に到着!行きはずっと坂道だから結構ゼーハーいってたかも・・!
熊野那智大社で御朱印をいただく

熊野那智大社の社務所で御朱印をいただきました。
「御縣彦社記念御朱印紙(500円)」だったかな。


那智の滝を遠くから眺める

境内を散策していると、那智の滝が見える場所に辿り着きました。
那智山青岸渡寺 三重塔とともに那智の滝をおさめるのがポイント。
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